贋作・アニメ店長DESTINy!!

千秋楽観賞。
yだけ小文字なのはわざと。というかこれが正式表記？
公演は終わってますが、DVDもあるので伏せ。
兄沢・ラミカ・サンシャイン以外のキャラは全交代とはちと驚き。
金賀や企業戦士四天王はともかく、店員はキャラ薄かったから、賢明とも言えますが。
開演前に「笑うんだってば」が上映されて、そこここから笑いが。
ネタの選び方に異議は唱えたくなったものの、うけてたからまあいいかな…。
今回の作風も、前作と同じ。
よくいえばメッセージ性の強い、悪く言えば説教臭いお話。
最近の風潮として、娯楽に説教はいらないというのが主流みたいですが、私は嫌いじゃないです。クウガとか大好きですし。
関智一がしきりに「今回は一般人向け」と言ってたので、小野真一のオタクネタが尽きたのかと思ってましたが、ちゃんとオタクもフォローしてました。
もちろん金月龍之介的なネタではなく、一般人にも通用するレベルのものですが。
電車男からうまく頂戴したのはなかなか。2ch用語がかなり濃かったのは、小野真一がネラーだから？
台本にはガンダムネタも沢山あったのに、軒並みカットされてたのは何かの配慮か。
DESTINYなのに、種ネタは影も形もなし。あってもどうかという感じですけど。
前回は、前半はネタ・後半はシリアスとはっきり二分されてた感がありましたが、今回はネタとシリアスが短いスパンで交互にくる形だったので、それほど押し付けがましくなく。
その分、爆発力は弱まった感はありますが…全体として一本筋は通ってたかと。
(前回の企業戦士四天王のくだりなんかは、面白いけどなくても成立するので。)
個人的MVPは、サンシャインこと小西克幸。
登場から中盤の見せ場、ラストまで全ておいしすぎ。今回の影の主役か？
「ね、誰もやらないですけども…」爆笑。
千秋楽では、兄沢と中野のやりとりがえらく増量されてましたが…もしや全部アドリブ？
「アドリブに見せかけて実は台本通り」は小野真一脚本の十八番なので、断言はできないのですが。
その場で考えてるような素振りとか、掛け合いの素っぽさは、少なからず即興のはず…
相変わらず全部持っていっちゃう人だ、小野真一。
何だかんだで、今回も面白かったですよ。DVDは予約済。