ガーゼィの翼

富野由悠季監督作品で、恐らく最もマイナーであろうOVA。
リーンの翼もぼちぼちですし、予備知識的狙いで視聴。
二クールないし四クールのアニメの前半を切り取って、三話に纏めた感じでしょうか。
続きを作ろうと思えば、いくらでも広げられそうと云うか。
他のアニメなら十話は掛けるであろう内容を三話に詰めてくれる作りは、好みです。
スピーディ過ぎて展開を追い切れないと云う致命的な欠陥もありますが。
ブレンパワード以降の作品然り、二度見てもいいかなと云う気にさせてくれるので。
舞台設定と云い絵柄と云い、エスカフローネっぽい雰囲気が有りましたが。
内容は、はっきり云って全然把握出来ていません。
これは富野アニメのお約束的な事で、まず固有名詞が覚えられない。
主人公の本名すら危ういという。
解説本のような物があればいいのでしょうが、マイナー作品だけに難しく。
本音を申せば、映像特典の監督インタビューの方が単純に楽しめました。
云ってる事はいつもと同じでしたが。
つまらなくは無かったですが…もう一度見れば色々判るような気がします。
ピンチの時に味方が「受け取れ!」と云って投げた武器を、受け取らない主人公を初めて見た。