らき☆すた 17話

かったるいので、兄沢部分だけ観ました。これで最後らしいです。
今回も、関智一のフリーダムな演技位しか笑えはしませんでしたが。
興味深いと思う所はあったので、少し。
「今回の兄沢の主張=京アニの主張なのだ」という見方があるようですが。
それはたぶん違います。
「シナリオがダメ」だろうが成功する時はするし、愛情があったって面白くない物は面白くないわけで。
むしろこのアニメにおけるパロディ全般には、そういう愛情先行型の臭いがするんですが、それは置いておくとして。
兄沢の台詞の大元は、コミック4話の「時間!情熱!金銭!」辺りだと思うのですが。
別にこれは島本和彦の主張でもなんでもない、ギャグの大げさな振りでしかなくて。
そこで感動しちゃうのも結構ですが、それでは浅いなぁと。
「グッズの道はラミカから!」とか「ガンダムは日本アニメ界の金字塔!」とか格好いいこと言っていても
その実、それを書いている島本和彦金月龍之介はそんな事全く思っていないというのが
アニ店の本質で、アニ店の面白いところだと思うですよ。
そう考えると、今回の兄沢は兄沢っぽかったなと。
京アニの本当の主張は「お前らはシナリオだの愛情だの制作費だのとそれっぽいレトリックを
並べ立ててるけど、結局そんなもん見てないじゃん」な気がする…までいくと穿ち過ぎですかね。
このアニメにシナリオなんかないというのは自明ですし(賀東招二は書いてたと思いますけど)
愛情も、個人的には全然足りないと思いますし。制作費はどうだか知りませんけど。